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LGBTsニート

NEET株式会社LGBTs事業部のブログです

同性婚システムで有名なFEifをプレイ

2種の「FEif」どっちを買うか?

 「ファイアーエムブレムif」(以下FEifと略)というゲームソフトがあります。有名なファイアーエムブレムシリーズの最新作で、ニンテンドー3DSから出ています。
 このゲームに同性婚システムが導入されていると聞いたので、プレイしてみました。

 

 まず、購入の際の注意点ですが、このソフトには2種類のバージョンがあります。「白夜王国」「暗夜王国」の2つです。

 

ファイアーエムブレムif 暗夜王国

ファイアーエムブレムif 暗夜王国

 
ファイアーエムブレムif 白夜王国

ファイアーエムブレムif 白夜王国

 

 

  これは、どちらを買っても同じではないのです。それぞれストーリーも加入する仲間キャラクターも、プレイできるマップも難易度も違います。別ゲームです。難易度は、白夜のほうが暗夜よりも簡単なようです。

 僕は、実はFEというゲームが苦手です。というより、ゲーム全般が苦手です。嫌いなわけではないですが、下手です。そういうわけなので、これは簡単な白夜を買うのがいいかなと、一瞬思いました。
 しかしよく調べると、男性キャラの同性婚ができるのは暗夜のみ、女性キャラの同性婚ができるのは白夜のみ、ということです。
 いくらゲームが苦手であっても、男性が好きな僕は、暗夜王国を買わなくては、主要目的が達成できません。したがって暗夜を買うことにしました。女性同士の同性婚を楽しみたい方は、白夜を買ってください。

 

ファイアーエムブレムの難しさ

 しかし難しいほうのバージョンを買って、はたしてクリアができるのか。このような不安がよぎった背景には、ある一つの理由があります。
 それはゲームボーイアドバンス時代の話です。「ファイアーエムブレム 烈火の剣」というソフトをプレイしたのですが、難しくてクリアができませんでした。

ファイアーエムブレム 烈火の剣

ファイアーエムブレム 烈火の剣

 

  このとき僕は初めてFEシリーズをプレイしました。このゲームの特に難しいところは、倒れた仲間は二度と生き返らず、以後使用することができなくなるという点です。それがFEというゲームなのだと教えてもらいましたが、このシステムが無理でした。僕は将棋的なゲームが特に苦手なので、将棋に近いところのあるこのゲーム…仲間を死なさずにクリアということが非常に難しい。仲間が減っていくと、以降のステージで困ることにもなるし、なにより、仲間キャラがいなくなるのは心が痛みます。

 このシステムが悪いとは思いません。戦いというものをテーマにしている以上、人が死ぬのは当然のことです。戦いで敵をバタバタ倒していくのに、自分たちの仲間だけが無事などというのは非常に嘘くさい話です。戦いというのは決してかっこいいものではなく、恐ろしい殺し合いであり、そこには苦しみと悲しみがあるものだと思います。それを表現しているという意味で、とても意義があるシステムです。

 しかし。僕はゲームというものを、息抜き・娯楽としてとらえています。小説や文学作品を読むときには、娯楽性よりも芸術性や知的興味をかきたてられるかという点を重視するので、戦いにおける死といった重いテーマがあってもいいのですが。ゲームにはそれを求めていません。楽しい気分にしてくれれば、ちょっと気分転換させてくれれば、あまり頭を働かせずに遊ばせてくれれば、それでいいのです。
 そういうスタンスなので、僕はゲームが下手くそなのでしょうね。そもそも(ゲームにおいて)難しい課題に対してチャレンジしていこうという気力がないのですから。
 そんなわけで、僕はこのゲームを途中でやめてしまいました。


難易度とモード

 というわけで、僕はFEというゲームが向いている人間ではないようなのです。「どうぶつの森」とか「ぼくのなつやすみ」とか、そういうのが合っています。
 とはいえ同性婚はどうしても興味がある。しかもこのゲームのキャラクターのイラストがかっこいい。声優も、島崎信長梶裕貴宮野真守諏訪部順一小野大輔等々豪華キャスト(女性声優は全然知らないのですが、たぶん豪華声優さんだと思います!)。これは苦手でも何でもプレイしてみたいですね。

 しかし、FEが苦手な人間が、難しいほうの暗夜を買って、最後までクリアできるのか。

 結論を言ってしまうと、そのような不安は全くの杞憂でした。このゲームには、そのような超初心者をもすべて受け入れるシステムがあります。

 それは3段階の難易度設定と、モード設定です。
 難易度に関しては、初心者の人は、一番簡単な「ノーマル」にしておけば問題ないでしょう。肝心なのはモード。
 烈火の剣で困った、仲間が死んだら生き返らないあのシステムが…選択制になっていました。
 「クラシック」を選ぶと、仲間が死ぬと生き返らないあのモードになります。が、「カジュアル」を選ぶと、仲間がやられても、そのマップでは撤退するものの、また次のマップから復活しています。これで安心。
 そして…超初心者救済用ともいえる「フェニックス」なるモードまで搭載。これは、仲間キャラがやられても、次のターンで復活するのです。しかもその場所で…。むしろこれで、どうやってゲームオーバーになるのかわからない。「何ターン以内にクリア」という条件がついているマップの場合、その条件が満たせないと、たしかにゲームオーバーになります。しかし、フェニックスならやられてもいいので強引に進んでいくことができるため、指定ターンに間に合わないということもないでしょう。

 これで、難しくてクリアできないという心配は一切なくなります。ちなみに、僕は最後までクリアしましたが、僕のような人間でも「ノーマル」なら、「カジュアル」モードでクリアできます。むしろ「フェニックス」は、ゲームとしての面白さがなくなって、何をやっているのかわからなくなってしまいます。ゲームを楽しみたいなら、どうしてもクリアできないマップや、とにかくストーリーだけ早く見たいなど、特殊な場合にしかフェニックスは使わないことをおすすめします。

 

 

 

同性婚してみた

 ゲームを始めるときに、マイユニット(主人公)の名前、性別、見た目、喋り方、素質などを選択します。ちょっと先走って書きますが、男性同士の同性婚をする場合、ゼロというキャラと結婚することになります。このとき、ゼロの転職のことを考えて、主人公の素質を「弓使い」にすると良いと僕は思います。

  このゲームの結婚というのは、支援会話というもののランクを上げていくことで可能です。支援会話というキャラ同士の会話を見ると、そのキャラ同士の支援レベルが上がります。支援レベルが上がるにつれて、攻陣・防陣という2人での戦闘の時に、強くなるようです。だから、上げれば上げるほどいいのですが、最高ランクのSになるのは、各キャラにつき1人のみ。このSというのが結婚です。

 が、問題は、Sにできるのは、基本的に異性キャラのみです。同性の場合は、基本的にはA+というのになって、これは結婚ではなく親友ということらしい。
 「基本的に」と書いたのは、その例外が、同性婚できるキャラだということです。主人公と同性婚できるキャラは、男性1人、女性1人で、それぞれ暗夜、白夜片方にしか登場しません。そしてそのキャラは、主人公以外とは同性婚できません。

 暗夜王国に登場する、男性同性婚ができるキャラは、「ゼロ」というキャラです。早く結婚がしたいので、ゼロを仲間にし次第、とにかく主人公とゼロを接近させて、攻陣・防陣を組ませて戦わせます。支援会話を発生させるには、このように、戦闘において同時に戦わせることが必要です。ゼロは強いキャラなのでやりやすいです。
 その他、主人公の部屋にゼロを呼んで、タッチペンで撫でまわしてもOKです。

 さてこのようにプレイを続けていくと結婚できました。支援会話も見ているうちに、ゼロがなかなか気に入ってきます。幸せにしてあげたいという気持ちになってきます。

 結婚すると、支援による強化の他、マリッジプルフというアイテムが使えるようになります。これを使うと、相手の素質のクラス(職業・ジョブみたいなもの)に変更できます。
 ゼロの素質はシーフで、その上級職のボウナイト・アドベンチャラーになれます。このクラスは弓が使えるクラスで、ボウナイトは馬に乗って弓を撃つ人、アドベンチャラーは徒歩で弓の他、回復が可能な人です。このゲーム、弓が強いようなので、ゼロが強いのです。
 が、弓を使うクラスは、どちらかというとこの2つより、金鵄武者・弓聖というクラスのほうが強い気がします。第一、最高レベルのSランクの弓が扱えるのは弓聖のみ。ここで、主人公の素質を弓使いにしておけば、マリッジプルフ効果で、ゼロをこの2つのクラスにチェンジできるということです。せっかくゼロと結婚したので、ゼロを主力ユニットとして使い続けたいので、このようにするといいと思います。

 結婚すると、主人公の部屋に、いままで主人公1人だったのが、結婚相手と2人で表示されるようになります。2人でベッドに座ったりと、なかなかラブラブな感じです。他の人が遊びに来ると、「いつも仲良いね」とか、そういうセリフを言ってきます。同性婚していても、周りの仲間たちは、いっこうに気にする様子はありません。普通に接してきます。

 

同性婚のデメリット

 さて、結婚のもう一つのメリットとして、子どもが生まれるというものがあります。生まれた子どもは、時間の流れの違う秘境で育てられるため、一瞬で成長します。専用マップでの戦闘に勝利すると、仲間になってユニットが増えます。

 そういうわけで、主人公とゼロの子どもが生まれるのを楽しみに待っていました。が、いっこうに生まれる気配がありません。部屋で、タッチペンでゼロを撫でると、ハートが増えていくイベントがあります。もしかしたら、これでハートを一定数まで増やさなければいけないのかと思い、ひたすら撫でました。

 が、生まれません。

 調べたところ、同性婚の場合は子どもが生まれないのだとか。

 がっかりです…。もちろん、普通に考えて、同性同士で子どもは作れません。でも、このゲームの世界には「時間の流れの違う秘境で子どもが育てられ、即座に成長」とか、そういうファンタジー設定もあるのですよ。同性同士で子どもができるファンタジー設定があってもいいと思います。それか養子でもいいです。
 なぜなら、子どもができないと、単純に、仲間にできるユニットが減ってしまうし、遊べるマップも減ってしまうことになります。主人公の子カンナ、ゼロの子エポニーヌの2人が、同性婚すると仲間にできなくなってしまうのです。

 同性婚すると、このようなデメリットがあります。

 

 第3のシナリオと追加コンテンツ

 ゼロと同性婚をしてみて、僕はこのゲームをとても気に入りました。じつはこのゲーム、「暗夜」「白夜」の他に、第3のシナリオ「インビジブルキングダム」(以下、透魔と表記)というのがあります。これは追加コンテンツで、これのみを単体で買うことはできません。透魔では、白夜・暗夜の両方のキャラが仲間になります。ということは、これだと女性でも男性でも同性婚が可能ということですね。

 

 

 僕は暗夜をクリアしてしまったので、透魔も買いました。最強パーティを作るのは、透魔で行うのがいいでしょう。透魔でもゼロと結婚しました。ゼロと結婚しなくては、このゲームをする意味がないので。

 さらに、追加マップもいくつか発売されていますが、僕はすべて買いました。さらに白夜王国は、ゼロと結婚ができませんが、白夜のストーリーも気になったので購入してとりあえず最後までプレイしました。片方を買った人は、もう片方を追加コンテンツとして買うことで安くなります。そして追加コンテンツ類は、3DSからそのまま購入するのでなく、アマゾンでオンラインコードを買ったほうが安くなります。だいたい200円程度安くなるものが多いので、買いたい人は注意です。

 

 

 

 

同性婚システムの問題点

 さて同性婚システムについて、ゼロとの同性婚を行った僕は、まあこのゲームに満足したと言ってよいでしょう。これだけ追加コンテンツを購入してるのですから…!

 ただ、先ほども述べたように、子どもについての部分が改善されるといいと思います。さらに言えば、同性婚できるキャラが1人に限定されるのも残念です。主人公は、異性キャラとなら、すべてのキャラと結婚できるようです。同性でも、すべてではなくてもいいので、複数の選択肢があるともっと楽しめたと思います。

 そして、僕は男性との同性婚に関する部分しかプレイしていませんが、女性の同性婚に関する部分について、かなり問題のある表現があったようです。それに関して、詳しい内容と、署名キャンペーンがありますので、紹介しておきます。

www.change.org

おわりに

  いろいろ問題があったにせよ、僕自身は、このゲームをかなり楽しめたというのは事実です。そもそも同性婚システムがなければ、このゲームを買うことはなかったでしょう。買ったとして、結婚することが攻略上有利に働くこのゲームにおいて、異性婚しかできなければ、ここまで楽しめることはなかったでしょう。

 そういうわけで、FEifは、LGBTsの人びとが楽しめるゲームをつくるという点において、欠陥はあったにせよ、多大な貢献をしたと思うのです。批判を受け止めて、次回のゲームを作るときに、さらに良いものができることを期待しています。

 ちなみにLGBTs事業部を作ったのも、FEifをプレイして楽しかった、という経験の影響を受けています。

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