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LGBTsニート

NEET株式会社LGBTs事業部のブログです

彼氏が欲しいです

恋愛と性指向

  彼氏が欲しいです…。
 こんなことを言い出す時は、たいてい弱ってる時です。今は手術後でいろいろ体調がやられてて動けない、そんなんだからこうなるんでしょう。

 ていうか、そういうときに求める存在、それって「彼氏」なんだろうか。単に安心感を与えてくれて、甘えさせてくれて、優しくしてくれる人がほしい。そういうことかもしれません。
 でもそういう存在は、僕の中では、「彼氏」です。友達ではダメで、彼女でもダメで、家族でもカウンセラーでもダメです。

 僕は彼氏に抱きしめてほしいし、頭を撫でてほしいし、一緒に寝て欲しい。そしてわがまま言って弱音を吐いて、それでも嫌わないで許してほしい。キスしたりセックスしたりとかは、別にしてもしなくてもどっちでも良い。

 そういうことをしたい相手は、もちろん誰でも良いわけではない。男性がいいし、年上か、年上のように思える相手がいい。そして尊敬できるところがあったり、何かすごいと思えるようなところがあったり、とにかく自分より上だと思えるような人じゃないといけない。
 でないと安心感が得られないし、自分より下の相手に頭を撫でられるとか、むしろ腹が立つので。

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 過去に彼氏がいたことがあります。その人も、男と付き合うのがOKな人だったので、男同士で付き合っていました。
 彼は年上で、自分より上だと思える人でした。抱きしめてくれたし、頭を撫でてくれたし、一緒に寝てくれました。そしてわがままも言ったし弱音も吐いた気がします。
 僕は彼といて、確かに安心感を得ていたけど、同時に激しい不安も抱いていました。むしろ不安のほうが大きかったと思います。それは、嫌われるのではないか、相手にされなくなってしまうのではないかという不安です。
 だから結局のところ、僕はそれほどわがままも言えなかったし、弱音も吐けなかったし、言いたいこともあまり言えなかったのです。

 ただし、そんな不安だらけの中で、唯一安心感が得られる割合が高かった場面があります。それがセックスのときです。
 僕は実際のところ、彼とセックスをして性的な欲求が満たされるということはありませんでした。それはたぶん僕自身に問題があります。
 そもそも僕は性同一性障害なので、自身の身体に嫌悪感があるという問題があります。そしておそらく、僕はゲイではない。同性間の性行為に対して性的興奮を感じなかったのです。僕の性器はそのとき女性であったものの、彼は僕を男性として見てくれていたので、その行為は男性同士のものとしか僕には感じられませんでした。
 それでも彼との行為を拒まなかったどころか、ときには自分から求めることもあったのは、安心感を得たかったからに他なりません。
 
 僕は男性に対し、性的な興奮をそれほど覚えません。男性とのセックスはたいして気持ちよくないし、手術してしまった今となれば尚更です。もちろん子どもは作れません。
 でも、というか、だからこそ、僕は彼女ではなく彼氏が欲しいです。矛盾しているように思われるかも知れないけど、矛盾していません。なぜなら、僕にとって彼氏とは安心感を与えてくれる存在だからです。性的な興奮などがあると、それは安心感の妨げになります。

 でも、それって「彼氏」なのか?やっぱりそう思います。でも彼氏でないとして、そういう存在を何と呼べばいいのか。僕にはわかりません。
 だから僕は、「彼氏が欲しいです」と言うのです。

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