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LGBTsニート

NEET株式会社LGBTs事業部のブログです

入場券に性別欄あるけど投票どうする?

LGBTs情報

投票所入場券に関するツイート

 今回のテーマは、選挙の投票所入場券に記載されている性別についてです。

 じつはこの問題について、

「投票に行くことは重要だが、投票所入場券に性別欄があるため、行きにくいトランスジェンダーの人は多いと思われる。」

と、6月23日にツイッターに書きました。

  そしたらこれが、たくさんリツイートされていて。「そんなにたくさんか?」とか言わないでください…。ふだん、僕のツイートなんて、全然リツイートされないんですから。

 ともかくそういうわけで、この問題で悩んでいたり、関心を持っている人が多いのだなと感じたわけです。ツイッターを見ると、そのことをつぶやいている人もたくさんいるようです。

 

トランスジェンダーの投票権が奪われている

 このことが原因で、トランスジェンダーの人が投票に行きにくくなったり、実際に行けなかったりするのなら、投票する権利が奪われているということになります。

 ここで、こういう反論があるかもしれません。投票する権利は奪われてはいない。きちんと入場券が送られてきて、投票所に行けば投票できるのだから。行かないという決断をした、その人の問題である、と。

 では、このような例を挙げてみたいと思います。動くと体に激痛が走る病気の人がいるとします。寝ていると大丈夫なので、ふだんは安静にしています。その人に投票所入場券が送られてきました。しかし、投票するには、投票所まで行かなくてはいけないとされています。投票所まで行くと、とても痛いので、その人は投票したいけど、行くことを躊躇し、結局行かないことにしました。
 この場合、この人の投票権は奪われていると言えるでしょうか。僕はそう思います。「激痛を我慢すれば投票できたはずだ、それを選ばなかった、あなたの問題である」と言えますか。僕は言えません。

  トランスジェンダーの問題も、これと何ら変わりないと僕は考えます。

 僕は、選挙に行くということは、大事だと考えてきました。実際のところ、政治について、そんなに詳しいわけではありません。しかし、政治というのは、まったく自分に無関係な遠い世界の話ではなく、日常生活に関わってくるものだと思っています。だから、LGBTsに関することなど、自分にわかる範囲、関心のある範囲のことだけでも考えて、20歳のとき以来、ほぼ毎回選挙には行っていました。
 しかし、毎回思っていたのは、投票所入場券の性別欄と、男女別のボタンを押されるということが、苦痛だったということです。

 そして、あるとき僕は、鬱を発症しました。問題は、明らかに性別に関わること、性同一性障害というものから引き起こされてきていました。
 かなり限界にきていて、希死念慮も出現し、精神科病棟への入院を勧められるほどでした。そのときの僕には、一切の、性別に関する苦痛に耐える力はありませんでした。
 性別に対する苦痛というのは、自分が女性扱いされたりだとか、そういうことです。投票所入場券に、「女」と記されていることもそれに当てはまります。
 そういうわけで、僕はそのとき行われた選挙に行きませんでした。行っていたら自殺を実行していたかもしれません。

 

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対策1 市町村に意見を出す

  しかし調べてみたところ、世の中には、投票所入場券に性別欄がない市町村もあるようです。

www.asahi.com

 2009年ということで、けっこう古い記事ですが…。でも逆に言えば、2009年の時点で、ここまで進んでいたということですね。

 そしてポイントは最後の文。


 福井市徳島市の選管は「問題として認識しているが、今のところ市民から要望はなく、具体的な検討はしていない」としている。

 ということは、この状況を変えたいと思えば、市民から要望を出す必要があるといえます。そして、実際に入場券の性別欄をなくしている自治体がたくさんあるのだから、各自治体は、性別欄をなくすという対処ができるということです。

 したがって、この問題の対策の一つとして、自治体に要望を出す、ということがあげられます。

 選挙に行くのすら躊躇するのに、そんな要望を出しに行く勇気などない!と思われる方もいるかもしれません。でも何も、直接役所に乗り込んで、そんな要望を言いに行かなくても、「市民の声」というものが多くの自治体にあるかと思います。紙に書いて、市民の声ボックスに投函するか、あるいはメールで受け付けているようなところだと楽ですね。とくに受け付けていなくても、市のメールアドレスに、要望を送ってもいいかもしれません。

 

対策2 入場券を破る

 とはいえ、その要望が通るとしても、もはや今回の参院選には間に合いません。今回の参院選の対策が知りたいのだ!と言われる方も多いでしょう。

 そんな方に入場券を破ることを提案します。

 ここに入場券を破った方がいます。

news.livedoor.com

 入場券を破っても、投票所へ行けば、自己申告で照合して投票できるようです。

 しかし、問題はそういうことじゃないですよね。第一、入場券を破っても、投票所の人は、なぜ入場券を破ったかわからないし、単に不注意で破った・なくした、という感じで片づけられてしまいます。それに、どっちにしろ照合されるとき、性別が確認されることになるでしょう。

 ですから僕は提案します。入場券の性別欄だけ破りましょう。もしくはマジックで塗りつぶしましょう。全部破っても投票できるのだから、性別欄だけ破ってあろうが、問題なく投票できるはずです。そして勇気のある方は、このときに要望を出してもいいと思います。

 

そこまでして投票すべきか?

 なんでそこまでして投票する必要があるのか。投票をあきらめれば済むだけだ、と考えるトランスジェンダーの方もいると思います。僕も、そのような方に、無理に投票に行けと勧めるつもりなどありません。鬱が酷かったあの時の僕のような人に、無理やり投票に行かせたりするなど、死ぬことを勧めるようなものです。

 だけど、LGBTsにとって、選挙というものが重要であることは間違いありません。

 各党のLGBTsに関する公約をまとめてくださっているブログがあるので紹介します。

blogs.yahoo.co.jp

 そしてこのサイトで、各候補者のアンケート回答が見られます。

www.asahi.com

上記サイトの「政策政治スタンス」で、「同性婚」や「家族のかたち」といったアンケートがあります。自分の地域の候補者の考えはどうか、見てみると参考になるでしょう。

 

結論

 投票に行きたい・投票に行く余力のあるトランスジェンダーは、投票所入場券を破って投票に行こう。そして要望を出そう。
 行くエネルギーのないトランスジェンダーは、自分を大切にしよう。そのうち誰かが入場券の性別欄を撤廃してくれるかもしれません!

 

 

 

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