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LGBTsニート

NEET株式会社LGBTs事業部のブログです

卒業後に性別変更した場合の卒業証明書

LGBTs情報

 卒業後に卒業証明書というものが必要になる場合があるかと思います。
 就職とか、資格を取ったりだとか、進学する場合とかですね。
 在学中に戸籍の性別変更(または改名)をした場合は、ただちに変更をしてもらえば、証明書類の記載はなんら問題がないはずです。
 しかし問題は、卒業後に戸籍の記載を変更した場合です。

 

 通常、卒業後に戸籍の氏名などを変えても(婚姻とかで)、卒業証明書の記載は変えてもらえません。旧情報が書かれた卒業証明書と、新情報の書かれた戸籍を、提出先に両方提出するということを行います。
 婚姻など、たいていのことの場合は、それで問題ないかと思われます。しかし、トランスジェンダーの性別変更(および改名)は、そういうわけにはいきません。
 なんせ差別や偏見があるのです。そのために就職ができない、つまり外見と戸籍の性別が異なるために、就職ができないということが現実に起きています。戸籍の性別を変えるということは、それへの対処という意味合いもあります。
 それが、旧情報の、戸籍変更前の性別を記載されたら。何の意味もないのは明らかです。

 

 では実際に、トランスジェンダーの性別の記載は変更してもらえるのか。
 まず、ネット上で調べてみました。
 すると、文部科学省の「性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について」というページに、以下のような文がありました。

 

 

卒業後に法に基づく戸籍上の性別の変更等を行った者から卒業証明書等の発行を求められた場合は、戸籍を確認した上で、当該者が不利益を被らないよう適切に対応すること。

http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/27/04/1357468.htm

 

 これを見れば、変更した戸籍を示せば、「不利益を被らないよう適切に対応」してくれるとのことです。したがって、卒業証明書の記載変更はしてもらえる可能性は、高いと思われます。
 ただし気になる点が。「性同一性障害に係る児童生徒」という語句から気付いた方もいるかもしれません。これは、「小中高等学校」に対しての文です。このページの冒頭には

 

都道府県教育委員会担当事務主管課長
各指定都市教育委員会担当事務主管課長
都道府県私立学校事務主管課長
附属学校を置く各国立大学法人附属学校事務担当課長
小中高等学校を設置する学校設置会社を
所轄する構造改革特別区域法第12条第1項の
認定を受けた地方公共団体の学校事務担当課長     殿

 

 と書かれています。大学を含んでいないようです。

 以上のページより、高校以前の卒業証明書なら大丈夫そうですが、大学の卒業証明書のことを知りたい方も多いと思います。ふつうは最終学歴の卒業証明書が必要なので、大卒の方は、そこが大事だと思います。僕もです。
 したがって、大学に直接問い合わせてみました。問い合わせというか、何が何でも変更してもらわないと困るので、要求してみましたとでも言うべきでしょうか。

 

 結論から言うと、OKです。通常通りに卒業証明書申請を行い、変更された戸籍の写しを添付すればいいとのことです。

 

 ただし、これは結論です。これから性別変更した卒業証明書を取得しようとされる方は、いきなり戸籍を添付して申請しないで、まずは大学に問い合わせてください
 問い合わせて、スムーズにいけばそれでOKです。だけど、スムーズにいかない場合があるだろうということを言っておきます。
 なぜなら、そのような事例が、今のところあまりなく、担当者が対処の仕方を知らない場合があるからです。そうすると、一般的な氏名変更の場合などと同じく、「旧記載の卒業証明書を発行しますので、新しい戸籍を添付して、提出先(企業や進学先)に提出してください」と言われると思います。僕の場合もそうでした。
 こう言われても諦めないでください。それは担当者が知らないだけなので、説明が必要だということです。まず文部科学省の 性同一性障害に係る児童生徒に対するきめ細かな対応の実施等について:文部科学省 に言及しましょう。そして、性別が変更されないと、いかに不利益を被るかを説明してください。

 

 僕の場合は、以上の方法で、変更してもらえることになりました。
 ただ、文部科学省の文章に、大学が含まれていないということもあり、確実とは限らないのでそのへんはご注意ください。

 

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